駅員バイトは大変すぎるって本当？仕事内容・口コミまとめ

鉄道マニアであれば、一度は憧れを抱くであろう駅員バイト。大好きな鉄道に関われる仕事で、楽しく働けそうなイメージを持つ方も多いと思います。

もちろん、やりがいも十分にありますが、鉄道のダイヤが乱れたときの忙しさやお客様からのクレーム対応など、大変な仕事も山のようにあります。

今回は、意外と知らない駅員バイトの舞台裏を詳しく解説します。
 

 

仕事内容

駅員の仕事には、次の３種類があります。

窓口業務

自動改札横の窓口での接客業務です。機械を使用しての乗り越し精算・ICカードのトラブル処理や、忘れ物や目的地の駅まで行く方法、道案内等、お客様からのお問い合わせ全般に対応します。基本業務だけでなく、鉄道や担当する駅周辺の観光スポットなど、幅広い知識が必要です。

 

ホームでの列車の安全確認

ホームに立ち、電車とお客様の安全を監視する重要な仕事です。特にラッシュ時は忙しいです。電車からお客様が溢れるとドアが閉まらないので、外からお客様を押してドアを閉めたり、荷物などが挟まってないか確認します。最後に、全てのドアが閉まっているか点検し、問題なければマイクで「オーライ！」と言って出発の合図を送ります。

 

改札から電車までお客さまを誘導

目の不自由なお客様や車いすのお客様が、安全に乗車できるようサポートします。改札から電車に乗るまで付き添ってあげます。車いすのお客様には、電車とホームの間にスロープを敷き、車いすを乗せます。お客様から降車駅を確認し、電車に乗せる際は「～駅まで」とマイクを使って乗務員に伝えます。お客様によって臨機応変な対応が求められるので、知識と技術が要求される仕事です。

 

大変なところ

トラブルが発生し、電車が止まってしまったときが一番大変です。

お客様にとって電車の定時運行は当たり前なので、当然クレームが多くなります。振替乗車のご案内や最短で目的の駅までたどり着く方法などをしっかりご案内し、お客様の不便を少しでも解消するように努めなければなりません。

振替乗車のルールや目的駅までの電車の乗り継ぎ方法といった知識が必要なのはもちろん、窓口は大混雑するので、それを迅速に対応することが求められます。また、他の駅員や車掌・運転手としっかりコミュニケーションを取り、事故の詳しい原因や、復旧できる時刻についての正確な情報をお客様に伝えられなければなりません。

予想外の出来事にも落ち着いて対応する能力や、他の社員としっかりコミュニケーションを取れる協調性に加え、事故が起きれば口調が荒くなるお客様もいるので、精神的な強さも必要です。

 

やりがい

駅員の仕事は、お客様から感謝されることが多いです。例えば、忘れ物をしたお客様の荷物が見つかったとき、何度もお礼の言葉を言ってもらえたりします。誠心誠意の応対をし、お客様の悩みを無事に解決させるあげることで、お客様からすごく褒めてもらえることが一番のやりがいです。

 

口コミ

 

職場はアットホームでとても働きやすいです。上司の方が丁寧に仕事を教えてくれましたし、業務上で困ったことがあっても優しくフォローしてくれます。とてもいい人ばかりの職場なので、トラブルが起きても全員で助け合いながら働ける環境です。人間関係に大きく左右される仕事なので、この職場を選べたことは本当に幸運でした。

 

アルバイトを始めた当初は、多くのお客様の前で声を出さないといけないことに躊躇していましたが、今ではすっかり慣れました。この経験はとても役立っており、皆の前で発表するときも、緊張せずスムーズに話せるようになりました。

 

駅のアルバイトは早朝に行うので、規則正しい生活リズムを作ることができます。朝の時間を有効活用できますし、自分のスケジュールに合わせて仕事ができるので、これからも続けていきたいです。

 

まとめ

駅員の仕事で何よりも重要なのが、コミュニケーション。電車の安全な運行のためにはもちろん、トラブルが起きたときもスタッフ同士が連携し、迅速に対応しなければお客様の怒りを増長させてしまいます。

ただ鉄道が好きというだけでは務まりませんし、協調性に欠ける人は厳しいでしょう。もちろん、職場の人間関係にも大きく左右されます。上司や周りのバイトスタッフと上手くいかなければ、致命的な結果を招くのは目に見えています。

興味本位で始めるのでなく、責任重大な仕事であるという覚悟が必要です。他人に対する思いやりとコミュニケーション能力があり、駅員を志ざす強い動機を持っている方に向いています。