きつい肉体労働?スーパーの青果バイトを徹底解説

スーパーに行くと真っ先に目に入る、青果コーナー。色とりどりの野菜や果物がキレイに並んでいて、思わず手が伸びてしまいます。
そんな青果コーナーを作り上げているのが、バイトスタッフです。朝入荷した野菜・果物を、種類ごとに場所を考えながら配置しています。しかし、これはごく一部。この他にも、たくさんの仕事があります。
今回は、スーパーの青果バイトについて、仕事内容やきついところ、やりがいを詳しく解説していきます。
仕事内容
青果の仕事内容は、品出しと作業の2つです。基本的に両方の仕事を覚えますが、作業をメインでやる人、品出しメインの人でわかれる場合が多いです。
品出し
朝入荷した商品を店頭に並べる係です。まずはバックルームを見て、残っている商品があればそれを優先的に並べます。並びきれなかった商品はバックルームにしまいます。
売り場はゼロから作っていくので、目玉商品や人気商品は人目に付きやすいところ、種類が同じような野菜は近くに並べるなど、売り上げを伸ばせるように工夫しながら配置を決めます。
並べる際は食品が傷んでないか確認し、傷んでいる商品は廃棄します。カビが生えていたり、ジャガイモやにんじんは芽が出ていたら売り場に出せません。多少の傷みであれば値引きします。廃棄すべきかどうかの判断は、非常に難しいです。慣れるまでかなり苦戦するでしょう。
また、キャベツやブロッコリーなどの葉物野菜は、葉っぱを取りきれいな形に整えてから並べます。
品出しで重要なのは、スピードです。例えば、売り場を作るのに午前中いっぱいかかってしまうと、それまで売り場が決まらない状態になるので、大きな売り上げダウンになってしまいます。午前中に買い物するお客様がたくさんいることを考えれば、できるだけ早く、売り場を完成させる必要があるのです。
朝入荷した商品を一通り並べ終わったら、売れてしまった商品の補充や作業を行います。
作業
作業は野菜のカットやパック詰め・ラップ包み・シール貼りが中心です。白菜やかぼちゃなどの大きな野菜は半分にカットし、タップに包んでバーコードシールを貼ります。ミニトマトは、秤で測り100gごとにパック詰めします。みかんもまとめ売りの場合は、決まった個数をビニールに詰めてバーコードシールを貼っていきます。
基本的に、作業が終わらないと品出しはできないので、特に朝は、作業する人と品出しする人にわかれます。男性が品出し、女性が作業となる場合が多いです。
朝に品出しする人も、手が空いたら作業に回ることもあるので、作業も覚えることが普通です。ただ、いきなり両方同時に詰め込まれるようなことはなく、品出しに慣れたら徐々に作業を覚えていく形なので、心配はいりません。
きついこと
大量の野菜や果物が段ボールに詰められて送られてくるので、持ち運びの際は力仕事になります。特に品出し担当は、10kg以上の箱を持ち上げたりする必要があるので、力のない人や運動不足の人には非常にきつい仕事です。
例えば、事務作業中心の職歴で立ち仕事の経験のない人、学生時代運動部に所属していなかった非体育会系の人では、長く続けるのは厳しいかもしれません。
また、野菜・果物は温度の高いところに長時間置いておくと劣化が速くなるので、冬の作業場は寒いです。冷え性の人には向きません。
やりがい
自分で商品の配置を自由に決められることが、一番のやりがいです。
自分が苦労して作った売り場から商品がたくさん売れたら嬉しいですし、逆に売れなかったら何がいけなかったのか考え、反省点を次回に活かせます。そういった試行錯誤が楽しいですし、お客様の傾向もわかって勉強になります。
他の部門の品出しと違い自由度が高いので、自分の仕事がお店の売り上げを大きく左右していると思うと、モチベーションも上がります。
口コミ
青果のパートで働いていますが、居心地が良くて満足しています。商品の積み下ろしなどの力仕事は男性がやってくれるので、思ったよりきつくないです。野菜を扱っている仕事とあって野菜の知識も増え、勉強になります。バックヤードでは、仲間と楽しくおしゃべりしながら作業できるのでとても楽しいです。
休憩時間は大好きな果物を食べることができ、毎日野菜・果物のいい香りに囲まれて仕事ができるので、やりがいがあります。夏はエアコンが効いて涼しいですが、冬は寒いのが難点です。
まとめ
青果の仕事は、力仕事や冬の寒さがデメリットです。ただし、作業担当になると力仕事は多くないので、比較的楽です。
もちろん、メリットもあります。自由に売り場を決められますし、知識も増えるので、野菜や果物が好きな人はやりがいが多いはずです。
体力があり、野菜・果物に興味のある人は、ぜひチャレンジしてみてください。