面倒な作業は機械におまかせ!飲料メーカー工場の仕事内容

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飲料工場の仕事は、ライン作業の中でも比較的楽な部類に入ります。主要な作業は機会がすべて行ってくれるからです。「猛スピードで手を動かして部品を組み立てる」必要もありません。

では、私たちは何をすればいいのか?具体的な仕事内容を見ていきます。




仕事内容

仕事は、「調合・殺菌」「充填・包装」「品質検査」の3部門に分かれます。それぞれの仕事内容を見てみましょう。

仕事前の準備

まず、食品を扱っているので厳格な衛生ルールを守らなければなりません。工場に入る前に全身の汚れを落とします。

1、手を洗って、アルコール消毒
2、バキュームという掃除機で頭や服装のホコリを取る
3、作業着に着替えた後、頭からエアーシャワーを吹きかけて、さらにホコリを落とす
4、コロコロクリーナーで靴下のホコリを取る
5、ローラーで作業着の細かなホコリまで取り去る
6、最後に、もう一度、手洗いと殺菌

上の作業を全て行って、やっと工場に入室できます。

調合

調合とは、牛乳とコーヒー抽出液など、2種類以上の原材料を混ぜ合わせて飲料を作る工程です。

中身は機械が作ってくれるので、私たちは、機械に決められた量の原材料を流し込みと、機械のボタン操作を行います。

機械の仕組みは単純です。あるタンクには牛乳を入れて、別のタンクにはコーヒーを投入し、ボタンを操作すると、タンクから配管に2つの原料が移動し、それらが合流すると調合が行われます。

コーヒー牛乳だけでなく、いちごミルクやバナナミルクというように、一つの機械で数種類の製品を作るため、ボタンを操作し、混ぜ合わせる原料を切り替えます。そのため、機械の操作方法については、覚えることが多いです。

殺菌

飲み物を扱っているので、食中毒を防ぐため、必ず殺菌しなければなりません

殺菌の機械は、ステンレスの板を何枚も張り合わせたプレートで作られていて、板と板の隙間に、片方には飲料を、もう片方には温水を流して、板を通して温水から飲料に熱を伝えることで殺菌します。

製品により、「130℃で2秒殺菌」「65℃で30分以上」など条件が決められているので、決められた条件通りに機械の設定をきちんとしないといけません

充填・包装

『充填』は、機械に容器のカップやフタをセットするところから始まります。

その後、機械を操作することで、殺菌済みの飲料をカップに注ぎ、フタをしてくれるところまで自動でやってくれます。カップやフタがなくなりそうになれば、その都度自分の手で補充します。

『包装』作業も基本的に同じです。ストローの束や容器に貼るシール、段ボールなどを機械にセットし、あとは自動でストローを容器につけたり箱詰めしてくれます。

私たちが行うのは、包装材料の補充、30分~1時間に1回、中身の漏れがないか、シール状態が正しいか確認することです。

品質検査

工場に届いた原料や混ぜ合わせて作った製品に細菌が入り込んでないか顕微鏡で確認します。細菌が少しでも入り込むと、一気に増え、食中毒につながる危険性もあるので責任重大です。

また、顕微鏡だけでなく、試飲によるチェックも行います。実際に、自分の舌で、味に異常がないか確認することで、安全性を強固なものにできるのです。

大変なこと

一番大変なのは、機械の操作です。

誤操作により、間違った商品がお客様のもとに届いたら信頼を失ってしまいます。実際に経験者の失敗例として、検査用のサンプル商品を間違ってラインに流してしまったそうです。すぐに機械を停止し、たくさんの製品の中からサンプルを探すはめになりました。ちょっとしたミスでも、取り返しのつかないことになってしまうのです。

また、機械の操作を覚えるのも大変です。飲料工場は、たくさんの製品を製造するので、製品ごとに、どのボタンを押すのかすべて覚えなければなりません。

メリット

主要な作業を機械が自動でやってくれることが大きなメリットです。

自動車や他の食品では、そうはいきません。手作業でラインから流れてくるパーツを加工したり、組み立てる必要があります。もし、パーツを組み立てている間に、別のパーツが未加工状態で目の前を通過してしまえば、ライン全体を停止しなければならなくなり、作業に遅延が生じてしまいます。つまり、「決められた時間内で完成させなければいけない」というプレッシャー下で働くことになります。

一方、飲料の場合、「原料を混ぜる」「包装する」といった作業は一切ありません。テキパキやる必要はなく、マイペースで取り組むことができます


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