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【体験談】ホテル客室清掃のバイトをクビになった理由

 
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今回は、Sさん(40代 女性)による、ホテル客室清掃のバイト体験談をお送りします。

 

正直言って、舐めてました!

「ホテルの客室清掃は、接客しなくていいので楽な仕事だろう。そして、日頃の家事で家の掃除をしており、簡単にできるだろう」と考えていました。

実際はそう甘いものではなく、研修期間終了直前にクビを言い渡されました。

 


 

私の前職

客室清掃をに応募する前は、スーパーのレジ打ちを2年間ほどしておりました。

ただ、スーパーのレジはピーク時に大行列ができて焦らされること、またお客様からのクレームも多かったことが精神的なストレスとなり、退職に至りました。

 

客室清掃のバイトに応募した理由

前職の反省を活かし、今度こそ私に合ったバイトを探そうと思いました。

そんなある日、新聞の折り込みチラシにあった求人広告で見つけたのが、ホテルの客室清掃。私は日頃の家事で、客室清掃の仕事内容である、トイレ掃除や食器洗浄、シーツ交換はやり慣れていたので、正に私にぴったりの仕事だと思いました。

接客もないので、お客様から罵声を浴びたり急かされたりすることもなく、「こんな楽な仕事なら、おばあちゃんになるまで続けられるぞ!」と大喜びしていた自分が、今となっては愚かに映ります。

 

仕事内容

客室清掃は以下の工程を全て行います。

・ゴミ回収
・シーツ・枕カバー交換
・タオルの交換
・浴衣の交換
・コップの洗浄
・棚掃除
・歯ブラシ・シャンプー・石鹸・トイレットペーパーの点検・補充
・掃除機掛け

これらの作業を、10:00~15:00までの5時間で12部屋分こなすように言われていました。

研修初日は上司が手本を示してくれ、メモを取りながら頭に叩き込んでいきます。その後、自分で実際にやってみるという流れでした。初めのうちは「5~6部屋できればいい」とのことでした。

次の日以降の作業は全て自分で行い、1部屋終わったら客室の電話で上司を呼び、チェックしてもらいます。コップや歯ブラシ、タオルの置き場所など、細かくチェックされ指摘を受けました。

 

ホテル客室清掃のバイトをクビになった理由

私がこの仕事をクビにされた一番の要因は、スピードの遅さです。

というのも、時間内に12部屋片付けないといけないところを、研修終了予定が近づいても、5部屋終わらすのが精いっぱいという状況でした。上司からは研修期間をさらに1ヶ月延長することを告げられます。「これで独り立ちできなかったら、人件費の都合で契約更新は難しい」と正に最後通告をされてしまいました。

焦った私は、雑でもいいから何とか早く終わらせようと、急ピッチで作業を進めていきました。全工程正確に行っていたら、到底終わらないからです。すると、これまで5部屋だったのが、10部屋前後まで終わらすことができるようになっていました。

そんなある日、事件が起きます。この日の朝もいつも通り出勤し、「おはようございます」と挨拶すると、上司から呼び出されます。

呼ばれた理由は、お客様からのクレームです。私の担当した部屋のトイレットペッパーが切れていて、お客様がカンカンに怒っていたことを告げられます。また今回だけに限らず、ここ最近、使用済みの歯ブラシが置いてあったり、部屋が汚かったりというクレームが続いていたそうです。「今後このようなことがあれば、辞めてもらうしかない」と厳しく咎められました。

そこで私は、「丁寧にやっていたら、5時間で12部屋も終わらすのは難しい」旨を上司に伝えます。すると、上司はこう言い放ちました。

皆、時間内に問題なく終わらせています。それができないようなら、あなたにはこの仕事が向いていないので、残念ながら辞めてもらうしかありません。

上司

この言葉が決定打になり、私は「2ヶ月目の契約期間満了を持って退職したい」旨を伝えました。

 

ホテル客室清掃はキツイことしかない

私の経験から皆さんに一番お伝えしたいことは、ホテルの客室清掃が楽な仕事だと思わないでほしい、ということです。

まず、作業ノルマをこなすのは難しいこと、そして体力的にもかなりきついです。

シーツ交換の際、ベッド上のマットレスを動かしたり持ち上げたりするので、掃除機掛けをしたりといった重労働を5時間強いられます。私はこの仕事でかなり体力を消耗し、家に帰った後は、疲れて寝込んでしまうほどでした。日常の家事とは勝手が違います。

また、10~15時勤務の場合、休憩は取れないため、昼食は作業途中の5分ほどで済ませなければなりません。この時間では、栄養ドリンクや栄養バーしか摂れないため、カロリー不足で体調を壊し、辞めていく人もいました。

「こんなんだったら、スーパーのレジ打ちを続けていればよかった」と、今更ながら後悔しています。

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