パン屋の販売バイトはきつい?経験者に聞いてみた

パン屋のバイトでも“販売は楽”。
そんな印象をお持ちでありませんか?
私自身も正直、ほんの少し前までそのような考えをしていました。
しかし現実は、正反対だったようです。
「パン屋の販売はなぜきついのか?」
経験者に現場の実態を聞きました。
経験者に聞いた!パン販売バイトの実態
Jさん 50代 女性
・ 仕事内容
大阪の、「Rカフェ」というワールドフーズが運営するベーカリーカフェで販売をしていました。
パンの種類ごとに、レジでビニールに袋か紙の袋に入れてレジを打ち、つぶれないように袋に入れてお渡しするのが主な仕事です。
朝は、工場から届いたパンを陳列します。
パンの名前を覚えるのが大変でした。季節ごとにパンは変わるので、それぞれ覚えないといけません。
・ きついこと
パン箱が大きくて、けっこう重いのが大変でした。工場からくる便が遅れると、開店までの間に大慌てで並べないといけないのも大変です。
それと、1つずつレジで袋に入れないといけないので、大量のパンを買うお客さんがいるとすごく焦ります。
・ まかない
パンは、まかないで2個まで好きなのを食べてよいことになっていました。
また、閉店までのシフトに入ったら、廃棄になるパンは持って帰っても良いという特典もありました。
その他、従業員は、20%引きでパンを買うことが出来ました。
・ 失敗談
「ぶどうパンありませんか?」と聞かれて、どうしても「うどんパン」と聞こえてしまい、何度も聞き返してしまったこと。
フランスパンをいつもスライスしてというお客様がいたのですが、薄く切ってくれというリクエストで薄くしすぎて切り損なったことです。
パン販売の仕事内容
パン販売の主な仕事は3つあり、お会計・パンの陳列・トングやトレイの洗浄です。
この中で一番大変なのは、お会計業務で、レジを打つためには、売り場にあるパンの名前をすべて覚えます。パンにはバーコードがないので、お客様が持ってきたパンを見て名前が言えるようでなければなりません。
また、パンはひとつひとつ小袋に入れる必要があるので、お会計には時間がかかります。かと言って、レジに行列ができたときはゆっくりやるわけにはいかないので、慣れないうちは大きなストレスになるでしょう。
きついこと
お客様から怒られることです。どの接客業でもお客様から怒られるのは共通ですが、パン屋の場合は特に多いです。
パンを小袋に入れるとき、1個ずつ入れるか、2つのパンを一緒に入れるかこだわるお客様への対応は難しいですし、パンを潰してしまわないよう、気を遣わなければなりません。
このような細かな気配りができないと、何度も嫌な思いをすることになるでしょう。
もちろん、パンの名前を覚えるのも苦労しますが、お客様への応対が一番の鬼門です。
パン販売の仕事は命がけ?大ケガのリスクも
食パンやフランスパンのスライスには機会を使いますが、その際指も一緒に切って大ケガするリスクがあります。
ナイフで切ったときの傷より深刻ですし、実際「切ってしまった」という経験者もいますので注意が必要です。
参照:>> 個人経営のパン屋で働くってどうなの?バイト歴7年の主婦に聞いてみた
パン販売バイトのメリット
一番の楽しみは、まかないや試食でしょう。
勤務先によりルールが変わってきますが、どの店も、まかないだったり、試食だったり、従業員割引だったりと何らかの特典があります。焼きたてのパンを試食できるのは嬉しいですね。
まとめ
パン屋の販売に対して“楽”なイメージを抱いていた方は、期待を裏切られたのではないでしょうか?
私自身も、経験者へのインタビューを通して、目から鱗が落ちるような話をたくさん知ることができました。
ケガのリスクやお客様に怒られる場面など、販売ならではの辛さがあります。
これからパン屋でバイトをしようと考えている方は、“きつい”ことを納得したうえで、応募してください。
関連記事 >> ヴィドフランスのバイト評判は? 経験者2人にインタビュー >> 個人経営のパン屋で働くってどうなの? バイト歴7年の主婦に聞いてみた |