個人経営のパン屋で働くってどうなの?バイト歴7年の主婦に聞いてみた

パン
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“パン屋”と言えば、アンデルセンやドンクなど大手経営のお店を思い浮かべるかもしれませんが、個人経営のパン屋もたくさんあります。

そんな個人経営のパン屋で7年間バイトした主婦に、職場の実態を語ってもらいました。

個人経営ならではのメリットも教えてくれます。


仕事内容

13時から17時までのパートでした。

まず午前中に焼きあがった分の汚れた天板やパン型をヘラでこそげて油と汚れを落とし、専用の布できれいに拭き上げます。

その合間にもお客様がいらっしゃれば店に出て販売の対応をする、帰り際に掃除をするという流れです。

仕事内容は、大きなパン屋とほとんど差がありませんね。

強いて言えば、大きなパン屋だとお客様がひっきりなしに来店されるので、常時店頭に出ての仕事になりますが、来店客の少ない小さいお店は、掃除などの作業がメインになるところです。

まかない

まかないや社員割引などはありませんでしたが、型で焼いたパン(例えば食パン、角形のブドウパン、デニッシュ、クルミパンなど)で当日売れ残ったものは店長の気分が良ければ帰りに只で持たせてくれました。

売れ残りのパンを持ち帰らせてくれるのも個人経営ならではですね。

企業経営であれば、会社のルールで廃棄の持ち帰りは禁止されていることが多いですが、個人のパン屋は店長の一存でルールが決められるので、大手にはない手厚い待遇も期待できます。

きついこと

夏、作業場がとても暑いことです。

店にはクーラーがありましたが、裏の作業場は焼き釜があってパンを焼き終わっても夕方近くまで余熱で暖房を焚いているような暑さでした。

窓を開けてあるのですが、風がやんわり通るくらいでは焼け石に水の状態でした。

販売と言っても、作業場にいる時間が長いと夏がきついです。パンの焼き釜の熱でサウナ状態になります。

快適な環境で働きたいという方は、大手のパン屋を選んだ方が良いでしょう。

失敗談

電動のスライサーでサンドイッチ用食パンを切っているとき、指先を切ってしまったことです。

深さは1mm程度で大けがではなく病院に行く程でも無かったのですが、普通の傷にしては深く、いつまでもずきずきと痛くて本当に困りました。

機械を使うと楽に切れる反面、間違って指が触れてしまえば大きなケガをするリスクに見舞われます。傷の深さは、ナイフで切ったときとは桁違いです。

パンのスライスに機械を使うのは、大小問わずどこのパン屋でも一緒です。「指を切るリスク」は、パン販売の宿命と言っていいでしょう。

まとめ

大手も個人経営も基本的な業務は変わりません。

ただ、どうしてもお客様が少なくなってしまうので、“販売”と言っても、厨房の仕事を手伝う機会が増えてきます。なので、暑さに弱い人には厳しいかもしれません。

また、店長が最大の権限を持っているため、店長との人間関係に大きく左右されます。もし、店長と馬が合わなければ、長く続けるのは困難ですし、最悪首になることも考えられます。

一方、店長を仲良くやっていければ、こんなに楽しいバイトはないでしょう。

「パンの売れ残りを持ち帰らせてくれる」といった気遣いも嬉しいですね。

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