よみうりランドのバイトは楽しい?現役スタッフの口コミ

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ジェットコースター「バンデット」や夜のイルミネーションで人気の遊園地よみうりランド。働いているスタッフの元気な掛け声も印象的です。

実際、よみうりランドのバイトはどのような感じなのか?意外と知られていない仕事内容や、現場で働くスタッフが語る仕事のやりがいと大変なことについて見ていきます。


よみうりランドの仕事内容

よみうりランドの仕事は、5種類の中から選択できます。

・チケット案内
・アトラクション
・フードコート(食品の調理・販売)
・イベント補助
・ワークショップ(モノづくり体験)の運営

この記事では、チケット案内とアトラクションの仕事を取り上げます。

チケット案内の仕事内容

基本の業務は、窓口でのチケット販売と改札でチケットにハサミを入れる「もぎり」です。よみうりランドでは、窓口と改札を20~30分間隔でローテーションをしながら担当します。

その他の業務として、園内放送マスコットキャラクターのアテンドがあります。

チケット販売

窓口でチケットの販売を担当します。わからないことがあれば、後ろの社員にフォローしてもらえるので安心です。

よみうりランドのチケットは、「入場券」「ワンデーパス」「プール付ワンデーパス」「ひよこパス」など種類豊富で、さらに割引率の異なる割引券が数十種類あり、覚えることがたくさんあります。

もし、間違えて対応してしまうとトラブルのもとになるので、自信がなければ、迷わず後ろにいる社員に聞くことが大切です。

改札業務

入園口の改札に立って、チケットのもぎりをおこないます。チケットの種類により、もぎるものもあれば、提示してもらうものもあり、対応はさまざまです。お客さんは一刻も早く入園したいので、混雑時は正確かつスピーディーに対応することが求められます。

改札は屋外業務のため、冬と夏はかなりきついです。

園内放送

混雑時を過ぎ、チケット対応がひと段落したら、イベントの案内やアトラクションの運行状況などに関する園内放送をおこないます。

マスコットキャラクターのアテンド

マスコットキャラクター「ランドドッグ」のアテンド(付き添い)業務です。ランドドッグがスムーズにお客さんと触れ合えるようにフォローします。突進してくるお子さんがいたら止めたり、希望されるお客さんには写真を撮ってあげたりします。

その他

チケット案内の仕事は、総合案内も兼ねているので、チケット以外のお問い合わせにも対応しなければなりません。

アトラクションの混雑状況、おすすめのアトラクション、レストランの場所はもちろん、時には、近くにある郵便ポストやコンビニエンスストアといった遊園地と関係ないことを聞かれたりもします。

もちろん、わからないことがあればフォローしてもらえますが、社員が近くにいない場合は「解決までに少し時間がかかる」ことを伝え、待ってもらうといった、細かな気配りが大切になります。

アトラクションの仕事内容

よみうりランドには、28のアトラクションがあり、それぞれを2~5人が担当しています。この仕事の一番の肝は、お客さんを安全に誘導することです。新人研修では、安全確認のやり方に重点を置いた教育が行われます。

今回は、ジェットコースター「バンデット」の仕事を紹介します。

点検

営業開始前にジェットコースターに異常がないか点検します。車輌の手すりにグラつきがないか、車輌に取りつけられた非常時の電力源「予備バッテリー」の電池残量が十分にあるかチェックします。

一通り確認が済んだら、ジェットコースターに試乗し、異常な揺れや音がないか、森の中を進んでいるとき、手を伸ばしても木に当たらないか確かめます。

チケット回収・お客さんの安全確認

まず、身長や年齢正しいチケットを持っているか確認します。小さなお子さまがいた場合、身長制限をクリアしているか、中学生以上の付き添いがいるか等をチェックするのも大切な仕事です。

お客さんの乗車後は、安全確認を徹底します。安全バーが降りているか荷物入れの止め具がしまっているかひとりひとり確認していきます。一通りチェックを終えたら、オペレーターに合図します。

オペレーター

操作盤で乗り物を動かします。まず、操作盤の電源を入れ、準備が整ったらスタートボタンを押します。当然ですが、安全確認が済んでいないうちにスタートボタンを押してしまったら大変なことになります。安全確認を行うスタッフとの連帯が大切です。

その他

「メガネや帽子をはずす」といった注意事項のアナウンスも業務の一つです。

出発の際は、担当スタッフ全員で「ゴーゴー!バンデット!」と元気よく掛け声をかけて送り出します。

ジェットコースターが動いているあいだも、立ち上がっている人がいたら「座ってください」と注意するなど、安全に楽しんでもらえるよう常にモニターで監視します。

チケット案内スタッフの口コミ

応募のきっかけ

私がこの仕事に就いたのは、「いろいろな人と接する仕事がしたい」と思ったからです。仕事を探している時に、偶然求人広告を見て応募したのがきっかけです。

大変なこと

1日のうちで一番忙しいのは、遊園地のオープン前後の時間帯です。窓口でのチケット販売は、オープンする10~15分前から始めます。特に週末の朝は、窓口も改札も混雑して、長い列になりがちです。
改札での対応は、混雑しているとある程度は時間がかかってしまうものです。時には、列に並ばずチケットを渡してさーっと入ってしまわれる方もいるので、「少々お待ちください」とお声がけしたり。混雑時は、丁寧かつ的確にスピーディーに対応しなければいけませんから、大変です。

やりがい

日々の仕事の中では大変な時もありますが、「楽しいな」と感じることも多いです。夕方、改札に立っていると、小学生の子供たちが「ジェットコースター、楽しかったよー!」などと、嬉しそうに話してくれることがあるんです。何度か遊びに来てくれたお子さんから、「手紙書いてきたよー」と、遊園地の思い出を書いた手紙をもらったこともありました。そうした子供たちとの触れ合いが、とても楽しいですね。

出典:橋口佐紀子 著 『遊園地・テーマパークで働く人たち』(ペリカン社)

アトラクションスタッフの口コミ

研修

独り立ちするまでには、大型の乗り物だったら1カ月ほど、小さな子供向けの乗り物でも2週間ほど研修を積みます。
その乗り物の利用制限や、近くにあるトイレの位置、他の乗り物などを覚えることから始まって、次に、安全な乗せ方を覚えます。安全ベルトの確認、乗り物が動いた後に何に注意しないといけないか、もし運転中にお客様が立ち上がって危ない時にはどうするかなど、ひとつひとつの対応を学びます。乗せ方に慣れてきたら、ようやく運転です。乗り物によって操作盤は違うので、まずは動かし方を学び、慣れたら、運転中に止まったらどうするかといった非常時の対応を学びます。そして最後に一連の対応についてテストを受けて、すべてに落ち着いて対応できたら、ようやく一人で任されます。

非常訓練

年に何日か「集中休園日」といって、乗り物のメンテナンスを集中的に行う日があるのですが、その日には非常訓練も行っています。
例えば、大型ジェットコースター「バンデット」が上がっていく途中で止まって、お客様を降ろさなければいけなくなったら、など。オペレーターの何人かにお客様役をしてもらって、実際に安全に降ろす訓練をします。
訓練を何度も繰り返していると、乗り物から降りていただくのも、その後、すぐに広いところにお客様を誘導して安全を確保することも、比較的スムーズにいくようになります。

掛け声

ジェットコースター「バンデット」では、スタートする時に全スタッフが「ゴーゴー!バンデット!」と掛け声をかけて送り出しています。他にも「スイーツカップ」というケーキの形をした乗り物がくるくる回るアトラクションでは、「みなさま、甘いひと時をお過ごしください」と言ってスタートします。こうしたちょっとした一言は、最初のうちはなかなか言えないのですが、日々やっているうちに自然と出てくるようになるものです。

大変なこと

仕事中は、定期的に休憩を挟みながらですが、基本的には担当のアトラクションについています。屋外でずっと立っているので、体力が必要です。

やりがい

仕事のやりがいを感じるのは、やぱりお客様がすごく楽しそうだったり、喜んでいるのを見たりした時です。小さいお子さんたちは、アトラクションの出口でしゃがんでお見送りすると、ハイタッチしてくれることもあります。嬉しい瞬間ですね。

出典:橋口佐紀子 著 『遊園地・テーマパークで働く人たち』(ペリカン社)

まとめ

チケット案内スタッフであれば、お客さんへのおもてなし、アトラクションスタッフであれば、安全に誘導することが重要視されます。初めは覚えることが多いですが、一通り覚えてしまえば難しいことはありません。

よみうりランドのバイトは、屋外で立ちっぱなしだったり、イレギュラーなお客さんへの対応など大変な時もありますが、お客さんが楽しそうにしているところを見れたり、時には感謝されることもあったりと、やりがいも大きいです。

子供が好き、あるいは人を喜ばしてあげるのが好きな方であれば、楽しく働けるはず。たくさんのお客さんに笑顔を届けてくださいね。

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