ファミレスの中でも高級路線を行くロイヤルホスト。接客が丁寧で、気持ちよく料理を満喫できます。
そんな高級なイメージから、バイトは厳しく教育されているという印象を抱きますが、実際はどうなのでしょうか?
今回は、ロイヤルホストのホール業務経験者(Yさん 30代 女性)にバイトについて聞きました。
仕事内容
仕事は他の飲食店と変わりません。
お客様を席へ案内⇒お水を出す⇒オーダー取り⇒料理を提供⇒会計⇒テーブルを拭く
という流れです。
その他、ドリンクバーのグラスや飲み物の補充をします。
ロイヤルホストのバイトは厳しい?
ロイヤルホストのバイトは、接客を厳しく指導されます。他のファミレスでバイトしていたときは適当で済んでいたことも、ロイヤルホストでは厳しく指摘され、一から直しました。
例えば、前のバイト先では「空いているお席にどうぞ」でよかったのですが、ロイヤルホストでは、「ちゃんと席に案内しなさい!」と怒られました。
初めのうちは、私の接客を店長に監視され、「日本語がおかしい」「この時の対応はこうすべき」などと事細かにチェックされるので、かなりストレスになります。これを乗り越え、きちんと対応できるようになり店長から褒められたときは、涙が出るほど嬉しかったです。
研修では、姿勢、お辞儀、歩き方、皿の持ち方、言葉遣い、話し方を一つずつ学びました。
特に苦労したのが、発声練習です。ハキハキと、はっきりと伝わるような声が出るまでお客様の前に出してもらえず、泣きながら練習していました。
職場環境
私がバイトしていたお昼時間は全員女性で、皆とても仲良かったです。ランチ前のお客様が少ない時間は、バイト仲間と楽しく雑談できるので、とても楽しく働けました。
用事や体調不良で急に仕事に行けなくなっても、すぐに代わってくれるような優しい人ばかりです。私も、他の人が出勤できなくなれば代わってあげることもあり、お互いに助け合っていました。
仕事が辛くても、仲間が励ましてくれたり、楽しくおしゃべりできるので苦になりません。
人間関係に恵まれたことが、長く続けることができた要因だと思っています。
メリット
メリットは、正しいおもてなしを学べることです。ロイヤルホストの接客指導はどても厳しいですが、これさえ乗り切れば、ロイヤルホストに限らず、どの飲食店に行っても通用すると思います。ホテルや高級レストランなど、時給の高いバイトも選択肢に入るでしょう。
また、大学生であれば、就活の面接や社会に出たときに活かせます。特に面接では、話し方や歩き方は重要になってきます。
最初は厳しいと感じるかもしれませんが、必ずプラスになりますので、めげずに頑張りましょう。
デメリット
ロイヤルホストのバイトは、楽をしたい人にはデメリットだらけです。とにかく教育がとても厳しいので、「適当な接客でいいや」という人は、他のファミレスで働いた方が絶対いいと思います。
また、レストランなどでピーク時はとても忙しいです。一人で10テーブルくらい担当することになるので、たくさんのテーブルを同時に気配りすることを求めらます。
注文のタイミングもバラバラですし、あるテーブルは注文で、別のところは料理の提供のような、気持ちの切り替えも大変です。
忙しいと、オーダーミスや料理提供の遅れなどにミスを犯しがちです。ただ、ロイヤルホストは高級で、そこらのファミレスと違いお客様からの期待が非常に高いので、少しのミスでもすぐにクレームにつながってしまいます。忙しい時間は、大きなプレッシャーを背負って働くことになります。
面接内容
面接は履歴書不要で、店舗に着いたら簡単なアンケート用紙のようなものを渡され、それに職歴や通勤時間、勤務できる曜日、時間帯などを記入していきます。
面接は基本的に、記入したアンケート用紙に沿って進められるので、難しいものではありません。飲食の経験があると、有利だと思います。
まとめ
以上、ロイヤルホストのバイト体験談をお伝えしました。
ロイヤルホストのホール業務は、接客をかなり厳しく教育されるようですね。飲食店経験者でも一から指導されるので、少なくとも楽をしたい人には向きません。
「一流のおもてなしを身につけたい」という志のある方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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