「マンガ読み放題」
「暇な時間が多い」
2chなどで “楽なバイト” の代表格として取り上げられるネットカフェバイト。
しかし現実は、想像以上に忙しくすぐに辞めてしまう人もいます。
「思っていたのとは違った」と後悔することがないよう、ネットカフェバイトのメリット・デメリット、注意点を応募前にしっかり把握しておきましょう。
仕事内容
・受付
・清掃
・フードサービス
・ドリンクバー
・パソコンのメンテナンス
受付は、チェックイン、会計、入会時の書類記入、ゲーム機貸出、シャワー・カラオケ・シアタールーム・ダーツなど各種サービスのご案内です。
清掃は、個室ベッドのアルコール消毒、店内やシャワールーム、お客さんの使ったコップ洗いです。
「フードサービス」は、提携しているレストランの料理をお客さんに届けるサービスです。注文はお客さんがパソコンからおこないます。企業によっては、スタッフが料理を作る場合もあります。
大部分のネットカフェはドリンクバーが設置されていますので、飲み物が無くなれば継ぎ足したり機器の清掃も必要です。
パソコンの不具合があれば修理します。基本的にマニュアルが用意されていますが、マニュアル外の対応が必要な場合もあり、ある程度パソコンの知識がないと厳しいです。
ネットカフェバイトの楽なところ
・混雑時の忙しさがない
・スピードを要求されない
・新たに覚えることがない
他の接客バイトであれば、ランチタイムや土日といったピーク時間帯があり、レジに行列ができたり料理の注文が殺到し忙しくなります。一方、ネットカフェはお客さんが殺到し急かされることはないので、飲食や販売と比較すれば楽といえます。
スピードを要求されないことも大きなメリットです。ネットカフェバイトはピークタイムもなく、仕事内容も基本的に「受付」と「お客さんが帰った後の清掃」だけですので、時間内に作業が終わらずに焦ったり、レジや料理の提供を急いでやる必要もありません。
新メニューやサービスが追加されることがないので、新しいことを覚えるのは最初だけです。「変化」が苦手な方には楽なバイトです。
ネットカフェバイトのきついところ
・客層が悪い
・クレーム対応
・喫煙室の清掃
客層の悪さがネットカフェバイト最大のデメリットです。酔っ払い客も数多く来店するので、絡まれることもあります。時には、嘔吐などの汚物を後始末をすることもあるので潔癖症の人には向きません。
クレームが多いのも特徴です。特にパソコン関係のトラブルは頻繁に起こります。「電源がつかない」「ネットが繋がらない」「TVが見れない」といった苦情が入り、直らなければ席の移動などの対応をする必要があります。満室で移動もできなければ、お客さんを怒らせてしまい精神的ダメージにつながります。
もしあなたが嫌煙家であれば、ネットカフェバイトはやめたほうがいいです。ネットカフェは必ず喫煙席を設けてあり、タバコ臭を我慢して清掃しなければなりません。清掃中は、必然的に隣のブースからの煙を吸うので受動喫煙することになります。
ネットカフェバイトはマンガ読み放題?
ネットカフェバイトは「マンガを読みながら働ける」という噂が多くあります。
しかし実際は、店員がマンガを独占すれば、他のお客さんが読めなくなってしまうので休憩中でも制限されます。ましてや、勤務中にマンガを読んで上司に見つかれば、注意を受けるだけでなく処分されることも考えられます。経験者の体験談にあるのは、あくまで上司が社員が出勤しない隙にこっそり読んでいるのであり、堂々とできる行為ではありません。
ネットカフェバイトは暇な時間も多いので、マンガを読んだりネットサーフィンをしたくなりますが、就業規則では禁止されていることを認識しておきましょう。
ネットカフェバイトの注意点
ネットカフェバイトが楽かきついかは、立地やサービスに依存します。
駅前であれば、低所得層や酔っ払い客が多く来店するので客層も悪くなります。
また、その会社がどんなサービスを導入しているかも重要です。同じネットカフェでもマンガとPCとドリンクだけなら楽ですが、シャワールームやフードサービス、ダーツ、カラオケなどたくさんのサービスを提供する会社であれば、かなり忙しくなります。
ネットカフェバイトを検討しているのであれば、応募前に希望する店を見学し、「どんなサービスがあるのか」「店員は忙しそうにしているか」などを確認しておきましょう。
まとめ
ネットカフェバイトはコンビニや飲食店と比較すれば楽ですが、お客さんとのトラブルや汚物清掃といった精神的につらいこともたくさんあります。
テキパキ動く必要はありませんが、想定外のことも多く発生しますので、楽だと思って始めれば痛い目に合います。
メリット・デメリットを把握したうえで店舗を見学し、務まりそうだと確信できたら応募してみてください。
コメント