温泉バイトは、経験者にしかわからない辛さがあるようです。
仕事のきついところはどこなのか?また、なぜバイトを辞めてしまったのか?
温泉で裏方として働いていた20代男性が実態を語ってくれました。
温泉バイトの仕事内容
私が担当していたのは、主に裏方業務と言われる浴室スタッフです。とはいっても掃除をするというよりは、お客様の使用したものを整理したり、館内を見回りするのが主な業務になります。
すごく簡単そうな印象を受けませんか?実際、私もそう思ってあまり深く考えずに働くことを決めました。でも精神的に不安定になるほど、辛いと思うようになってしまいました。
温泉バイトはここがきつい
短期間しか働いていないので恐縮ですが、何点か精神的にきついなと感じることがありました。それらをこれから書かせていただきます。
仕事をしているという充実感がなかった
「えっ?そんなことで温泉バイトきついと感じたの?」と思われたと思います。もちろん楽してお金を稼げるのを良しとする従業員もいました。
だけどそれは裏を返すと時間をもて余しているのです。私はこの時間がいくら時給が発生しているとはいえ、苦痛で耐えられませんでした。それは会社からお金をもらっていることは当然ですが、時間を無駄にしている感覚がありました。
私はその時間を少しでも有効活用するために、業務上で覚えないといけないことを頭にインプットする時間に当てていました。しかしその暇をもて余している時間に、温泉バイトきついなと思ってしまいました。どこにでもある人間関係です。
遊び感覚の若者との職業感のギャップ
その若い従業員たちが遊びに負けたら暴力を振るったりなど、悪ふざけをしている所を目の当たりにして、この職場を選んだことを激しく後悔しました。それでも私の場合は一人暮らしをしているので、そんなに簡単に退職する訳にはいかず、勤務前日の夕方くらいには憂鬱になり、結局行けなくなってしまいました。
その他の要因として、今の時期は冬なので屋外の作業は辛いものがあります。おそらく朝が苦手な方は冬の時期は、特につらいと感じられているはずなので、屋外作業のあるお仕事は、最初から選択肢に外しておいた方が無難です。
ちなみに露天風呂のフロアの足元は凍えるほど寒くて、耐え難いきつさがあります。
後は基本的な所で時給もいわゆる最低賃金です。上記の仕事内容を見れば妥当な金額かもしれません。ですが多少きつくても達成感があって、その分給料に反映される方が、単純に生活は潤いますし、私は働き甲斐があると考えます。したがって、温泉バイトは単身者向きの仕事ではないです。
こんな人は温泉バイトきついと思ってしまう
あくまで私が勤めていた温泉バイトがきついと感じてしまいましたが、やはり働き方に対する認識の違いが大きいです。私のように真面目に仕事を頑張りたいと思っている人が、同じ職場にモラルに反する行為をするのは、いかがなものでしょうか?
社員さんに相談ぐらいはしても良かったかもしれませんが、これまでの経験で言うだけ無駄だと我慢をする選択肢を取ってしまいました。なるべく辞めたくないという方は、ダメ元で相談されてみるのも、ありだと考えます。
実は面接の最中に横で若い従業員がやんちゃな行為をしていて、内心「この職場には馴染めそうにないから止めた方が良いかな?」とは思っていました。
では何故採用を承諾したかといえば、求職中だったために、仕事を選んでいる余裕がなかったからです。いい年して恥ずかしいですが、実家に一時的にも帰省させてくれない肉親を心から憎みました。そして自暴自棄にもなりました。
温泉バイトが“きつい”わけではない
この体験談のように、自分に合わない職場環境だと働くのが辛くなってしまいます。ただ、それはどのバイトにも言えることなので、温泉バイトに限った話ではありません。
逆に、「充実して働けた」という声も多く存在します。
「期待以上に良かった」と喜んでくださるお客様が多く、やりがいを感じながら接客のお仕事をさせていただきました。(神奈川県U旅館)
バイト先のお風呂に無料で入れます。一人暮らしだったので光熱費を節約できました。また、岩盤浴などもあったので、よく利用してお肌がツルツルにもなり、冷え性も治りました。(富山県U温泉)
温泉バイトは、お礼を言ってくれるお客様もたくさんいるので、接客好きにはやりがいの多い仕事です。また、職場によってはタダで温泉に入れるのも嬉しい待遇ではないでしょうか。
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