絵画好きなら、美術館バイトに憧れを抱く方も多いのではないでしょうか?
ただ、美術館のバイトは募集が少ないレアバイトで、どんな仕事をするのかベールに包まれいます。ネット上では “楽なバイト” という噂も。
そこで、美術館で短期の監視バイトをしていた方に、仕事内容・楽なこと・辛いことを語ってもらいました。
応募~採用まで
私は、派遣会社を通じて応募しました。約1ヶ月間の展示会があり、その募集です。
まず、応募すると簡単な仕事説明と面接があります。採用になると、2日間は派遣会社で研修があり、その後現地で本格的に仕事を始めます。
身だしなみ
身だしなみは厳しかったです。
髪は黒髪、服装はグレー、紺、黒のいずれかのスーツ、スカート着用でした。ピアス、ネックレスは禁止されていました。
私は髪を茶色に染めていたので、バイトの前は美容院に行って染め直しました。
仕事内容
仕事内容は、お客様の監視が主です。
お客様にトイレなどの場所を教えてあげること、写真撮影や絵に触れているお客様がいたら注意することでした。
たまに専門的なことを聞かれることもありますが、その際は詳しいスタッフに対応してもらいます。なので、仕事内容では、特に難しいことがありませんでした。
楽なこと
平日はお客様が少なく、ただ立っているだけだったこと。
また、専門的なことを聞かれた場合は、詳しい人に代わってもらえばよかったので、知識が必要なかったこと。覚えることは、トイレの場所や各展示スペースの場所くらいでしたので、仕事としては楽に感じました。
辛かったこと
精神的に辛かった出来事は2つあります。
近くで絵に触れているお客様がいたのですが、ボーっとして気付かなかったため、上司が代わって注意してくれたことがありました。その後、「近くにいるのに気付かないのでは、いる意味ないから!」とすごく怒られたこと。
お客様に専門的な質問をされたのですが、その日はとても忙しく、他のスタッフも皆手が塞がっていたため、長時間待たせることになってしまい、しびれを切らしたお客様から「もういいよ!」と言われてしまったこと。
後、立ち仕事なので体力を使います。長時間立ちっぱなしだと、仕事が終わるころは疲労困憊し、特に足のむくみや痛みに悩まされました。1ヶ月の勤務期間が終わる頃には、便秘にも悩まされ、仕事に行くのが憂鬱になりました。
全体の感想
大好きな絵と関わる仕事ができたこと、そして毎日のように絵を見れたのは、とても楽しかったです。
私の代わりに応対してくれたスタッフが、お客様からの専門的な質問に答えているのを横から聞いていたので、絵に関する知識もかなり身につきます。
ただ、長時間立ちっぱなしなので、とても疲れます。体力のない私にとって、かなり厳しい仕事でした。また、お客様や上司から怒られたことも何度かあり、決して華やかな仕事ではありません。
「接客が好き」、「絵に関する知識をもっと深めたい」という方なら、楽しく働けると思います。
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