仕事を辞めて後悔しないために!転職の適切なタイミングについて

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会社を辞めればバラ色に未来が待っている!

そのような夢を見ているようであれば、今すぐ考え直した方がよいでしょう。

転職すれば幸せになれるとは限らないのです。

そればかりか「前の会社に残っていれば良かった」と後悔するケースが後を絶ちません。

今回は、安易な退職が悲惨な結果を招く理由と、どのようなときに転職を決断すべきかについてお伝えします。


仕事を辞めて後悔する人

転職経験者に転職後の満足度を訊ねたところ、「転職して後悔」と回答した人が32.5%。つまり、約3人に1人が転職を後悔していることが明らかになりました。

参考:ソフトバンク・ヒューマンキャピタル株式会社が行った『社会人の転職に関する調査』(2008年)



転職後に後悔するパターンの多くは、前の会社に不満を抱いて退職し、転職先に過剰な期待をしてしまったことにあります。

転職者(正社員、フリーター)に退職理由を尋ねたアンケート調査では、フリーター、正社員ともに「人間関係」や「労働条件」、「仕事内容」といった「職場への不満」が退職理由の上位を占めていることがわかりました。

◎ 正社員
1位 労働条件や勤務地への不満 29.0%
2位 賃金への不満 28.7%
3位 仕事内容への不満 27.9%
4位 人間関係への不満 26.6%
5位 会社の将来性や安定性への不満 22.7%


◎ フリーター
1位 人間関係への不満 39.6%
2位 仕事内容への不満 31.3%
3位 労働条件や勤務地への不満 30.4%
4位 賃金への不満 21.7%
5位 自分のけがや病気 16.1%


参考:リクルートワークス研究所「ワーキングパーソン調査2014」



転職者の多くが、職場を変えれば前職の不満が解消されるだろうと期待するのです。ところが、会社を変わればすべてがうまくいくとは限りません。前よりさらに悪化したり、また別の不満が現れたりして、「前の職場のほうが良かった」と感じてしまうことが多くあります。

例えば、新卒で入社した会社を辞め、30歳にして転職をした人にインタビューしたところ、

転職前・・人間関係が面倒、社風がうざい
転職後・・大雑把に任された状態。少々さみしい


のように前職の不満は解決したけど、今度は別の悩みが発生してしまったそうです。

参考:ダイヤモンドオンライン『3人に1人は転職したことを後悔!?なぜ人は前の職場が恋しくなってしまうのか』


前の会社に抱いていた不満は取り除けたけど、新しい会社では別の悩みに苦しめられることになってしまいました。

「評価に不満」で退職が危険な理由

上で述べた調査では、労働条件や賃金の不満といった「自分自身への評価に納得できない」ことが退職理由の上位に占めていることがわかります。しかし実際は、自己評価が甘すぎることが原因だったりします。

自己評価は他者評価の2割増しと言われており、それは、Williams & Gilovich(2012)による心理実験でも鮮明になりました。その理由として、自己評価は「自分が最も良かった状態」を基準とし、他者評価は「その人の行動の良いときと悪いときの真ん中」が基準になっていると解釈しています。

参考:リクルートマネジメントソリューションズ『職場に活かす心理学 第12回 自己評価はなぜ甘くなるのか』


「おれはこれだけやっているのになぜこんなに低い評価しかなされないのか」といった居酒屋の愚痴パターンで会社を辞めると、「応募したい案件がない」「応募しても面接にすら進めない」のように最悪の事態に陥る危険性も考えられます。

そんな事態を避けるためにも、もう一度自分自信を客観的に見つめ直してみましょう。また、無料の診断サイトで、本当の実力を認識するのも一つの手です。

安易な退職は失敗のもと

仕事をしている限り、多かれ少なかれ何らかの不満を抱くものです。だからと言って、簡単に辞めてしまうのは考えものです。

よほど大きな不満でない限り、会社を変えたところで劇的に改善するわけではないですし、むしろ後悔することにつながるでしょう。

転職は人生における重大な選択であり、簡単に決断するものではないのです。その不満は、本当に会社を辞めないといけないほどのものなのか改めて冷静に考える必要があります。

「転職すべきかどうか?今の会社に留まるべきか?」迷った場合は、次に挙げる3つの判断基準を参考にしてみてください。

転職の判断基準

自分らしさを失ってしまう場所かどうか?

今の会社に残ることで健康を害してしまうような場合です。例えば、長時間労働で体調を崩してしまったり、うつ病一歩手前の状態であり、かつ状況が改善する見込みがないなら、これ以上続けるのは危険なので退職した方がよいと言えます。

なりたい自分像に近づく方法はあるか?

将来どんな活躍をしたいか、どんなスキルを身につけたいかといった「自分のキャリアプラン」を描いていると思います。今の会社で働き続けることで将来の夢が叶うかどうか?また、その夢を実現するためには転職することが近道なのか?収入や役職は横に置いておいて考えてみましょう。

5年後に活躍できるイメージが持てるかどうか?

今ではなく、3年後、5年後といった未来の自分をイメージしてみましょう。今の会社で働き続けることで、将来どんな活躍ができそうか自分自身に与えられている仕事内容や会社の経営状況、顧客、事業内容などを鑑み、頭の中でシミュレーションします。暗い未来しか描けないようなであれば、転職を検討してみるのも一つの手です。

参考:黒田 真行著『転職に向いている人 転職してはいけない人』(日本経済新聞出版社)


仕事を辞めたいと思ったら

仕事を続けながら転職活動

会社を辞めても次の転職先が見つかるとは限りません。ここはリスクを冒さず、今の会社で働きながら転職活動を並行してやられることをおすすめします。

まずは、リクナビNEXTなどの転職サイトを利用し、気に入った求人に応募してみましょう。

もし内定をもらえたら、現在の職場と比較してみるのもいいでしょう。あまり環境が変わりそうもなければ、今の会社に残るという選択もできます。

> 求人を見てみる

転職エージェントに相談

仕事を辞める前に必ず誰かに相談しましょう。もし信頼できる相談相手がいない場合、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。経験豊富なキャリアアドバイザーのアドバイスをもらえるので、後悔のない選択ができます。

でも、転職エージェントに登録したら必ず転職しないといけないと思っていませんか?実はそうではありません。転職エージェントは、転職目的だけでなく仕事の相談だけでもOKです。

例えば、リクルートエージェント公式サイトには、「転職をせずに現職に留まるという選択をご提案することがあります」とはっきり記載されています。

つまり、実際に転職をするのに相応しい人にしか勧められるようなことはありません。現状に不満の場合、辞めずに解決する方法も提案してもらえます

会社を辞めることで、人生を大きく狂わせてしまうこともあります。絶対に自分一人で判断せず、必ず他の人に相談した上で決断しましょう。

> 転職エージェントに相談してみる




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