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ケーキ屋バイトの裏側!現場の声と評判を紹介

 
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私の体験や経験者へのインタビューをもとに様々なバイトの裏側を紹介していきます。
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「大好きなケーキに囲まれての仕事

「 毎日、たくさんのケーキが食べ放題

そんな姿を想像しただけでワクワクしませんか?

ケーキ屋さんのバイトは、お菓子好き女性のあこがれでしょう。

一見華やかにも思えるケーキ屋の世界ですが、仕事内容はそんなに甘くありません。

この記事では、ケーキ屋の仕事はどれくらい大変なのか、実際に働いている先輩スタッフの声を交えながら詳しく紹介します。


ケーキ屋の仕事内容

ケーキ屋の仕事は、販売製造に分かれます。販売はお客さんにケーキを売る接客中心の仕事で、製造は裏でひたすらケーキを作ります。

基本的にバイトであれば販売を任されることになります。製造に配属されるのは、製菓学校に通っていて将来パティシエを目指す人です。

販売の仕事

・ショーケースにケーキを陳列する
・販売
・POP作り
・ラッピング
・賞味期限表示のシール貼り
・商品の補充
・清掃(ショーケース、店舗内外)

その他に、お店によっては製造の仕事を手伝う場合もあります。

製造の仕事

・出来上がったケーキにトッピング
・翌日以降に提供するケーキの仕込み
(スポンジ生地、クリーム、ソース)

大変なところ

販売の場合

販売員は、お客さんの要望に合ったケーキを提案する必要があるので、商品知識を身につけなければなりません。各商品の味や原料、歴史や文化的背景、風味が似た別の商品、包装に適した箱などを知っておく必要があります。

新人の場合、ケーキを崩してしまうことがあります。ケーキはデリケートな商品のため、少しの力で簡単に変形してしまいます。変形した商品は売り物になりませんので廃棄します。

お店のロスになるだけでなく、パティシエが一生懸命作った商品を台無しにすることになるので、厳しく叱られます。ショーケースに並べたり、取り出す際は慎重に取り扱わなければなりません。

ケーキをショーケースに並べるのも難しいです。陳列の際は、お客さんがショーケースの正面から見たとき、まっすぐ一列に並んでいる状態が理想です。ただ、ショーケースの手前側からまっすぐに並べるのは難しく、最初のうちはどうしても曲がってしまいます。

製造の場合

製造はかなり重労働です。小麦粉の袋など数10kgもの重い材料を運ばなければなりません。また、硬い生地を練ることで腱鞘炎になったりする人もめずらしくありません

さらに、生地を焼く際は200℃近いオーブンを扱うことになるので、腕などにやけどしがちです。

ケガがつきものであることを十分に認識しておきましょう。

覚えることは多い?

覚えることは山ほどあります

販売員であれば、店舗にある全ケーキの種類や名前はもちろん、各商品の歴史や文化的背景など事細かい知識も身についていないと、お客さんに提供することができません。

また、どの大きさの箱に入れるべきか、商品ごとに把握しておく必要があります。「ケーキの専門家になろう」という志がなければ務まりません。

製造スタッフは、生地やソースといった仕込み技術の習得はもちろん、最終仕上げの飾りつけも重要です。ケーキは種類ごとに飾りつけの方法が異なり、新商品も入ってくるので、その度に覚えていかなければなりません。

ケーキ屋バイトに向いている人

大前提としてケーキが好きなことです。ケーキ屋の仕事はつらいことが多いですので、ケーキが好きでないとモチベーションが湧かず、すぐに辞めてしまうことになります。

もちろん単なるケーキ好きだけでは務まりません。ケーキについて深く知りたいという好奇心も重要な要素です。

一方、製造部門では重い物を運んだり日常茶飯事やけどすることになるので、よほどの体力と根気強さがないと続けられません。

また、ケーキを作るときは生地担当、生クリーム担当、トッピング担当といった分業制ですので、チームワークが大切です。皆で協力し合ってひとつの商品を仕上げていきます。

働いている人の評判をチェック!

販売スタッフの声

この春に製菓学校を卒業し、パティシエ見習いとして入社しました。製造チームが忙しいときは厨房で記事の片抜きなどを手伝うこともありますが、売場での販売が、今の私のメーンの仕事。まず数年は接客を担当し、商品知識を身につけてから製造現場に移るのが、この店のパティシエ育成法です。

接客の基本はお客さま一人ひとりのニーズを汲み取り、希望に沿った商品を提案すること。同じ「贈り物用の焼き菓子」でも、贈る相手が若い女性ならかわいらしい色合いのマカロン、お年寄りなら固いビスケットでなく柔らかい口当たりのサブレを、それぞれ提案するという具合です。またチョコレートが苦手という方に生菓子をおすすめするなら、生地にチョコレートを練りこんだものや、チョコレートムースを使ったものは除いたうえで、人気の高い生菓子をピックアップしたり、「スパイスが効いたものが好みならこれ」「ほどよい酸味が楽しめるものはこれ」などと伝えたりします。「これはおいしいですよ」などと、私自身の主観を述べても意味はありません。お客さまの商品選びの助けになるよう「客観的な情報」を知らせることが重要です。

的確に接客するには、各商品の味や原料、歴史や文化的背景に加え、風味が似た別の商品、包装に適した箱などを知っておくことも大切です。

お菓子作りに「華やか」「楽しい」などのイメージをもつ人も多いですが、実際は労働時間が長く、体力的にもきつい地味な仕事です。同級生のなかには、希望の店に入れたにもかかわらず、予想以上の仕事のハードさに音をあげ、1年もたずに辞めてしまった人もいます。私自身は製菓専門学校在学中、1年でいちばん忙しいクリスマスの時期に職場研修を受けたことで、菓子製造の大変さを身をもって実感。甘い世界ではないと覚悟を決めて入社することができました。

出典:ケーキ屋さん・カフェで働く人たち 籏智優子 著(ぺりかん社)

製造スタッフの声

パティシエと聞くと「新作菓子を作る仕事」を連想する人も多いかもしれませんが、実際にパティシエに求められるのは、どんな時も同じ品質の菓子を作れる技量。おいしいお菓子を安定して作ることは大変難しいことなのです。

お菓子のできは、厨房の温度や湿度、卵や小麦粉などの材料の質、製造量などに左右されるため、レシピ通りに作っていては、毎回、味が変わってしまいます。味、見た目、食感の理想像をまず定め、そこに到達できるよう、加える小麦粉の量、泡立て回数、オーブンでの焼き具合などを日々、微調整しています。

一方で、お菓子作りは立ちづくめの仕事なので、足腰が強くないと務まりません。電車に乗らずに歩いて通勤したり、できるだけ階段を使ったりして、体力を養うようにしています。

出典:ケーキ屋さん・カフェで働く人たち 籏智優子 著(ぺりかん社)

まとめ

ケーキ屋バイトは、覚えることも多ければ肉体的にもきつく、非常に厳しい世界です。特にクリスマスの時期は、お客さんが売り場に殺到し目が回るような忙しさになり、バイトでも残業しなければならないこともあります。

一方、「パティシエになる夢がある」「ケーキが好きで、この世界をもっと奥深くまで学んでみたい」といった向上心のある方であれば、どんな試練をも乗り切れるはずです。皆で協力して仕事をするので、友達もたくさん作れるでしょう。

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