【後悔必至?!】大企業から中小企業へ転職する5つのリスク

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“大企業病”と言われるように、長年大企業で働いてきた人が中小企業へ転職すると、そのギャップの大きさに混乱してしまう傾向にあります。

大企業と中小企業では、経営方針、仕事内容、人間関係等が180度異なり、大企業と同じ働き方では通用しません。

最悪、短期間で退職に追い込まれてしまう人もいます。

今回は、黒田 真行著『転職に向いている人 転職してはいけない人』で紹介された実例を交えながら、大企業から中小企業へ転職する5つのリスクと入社前に必ず行っておきたい対策を解説します。




中小企業へ転職する5つのリスク

ここでは、中小企業へ転職するリスクについて実例も交えながらお伝えします。

仕事量の増大

従業員3万人を超えるグローバル電機メーカーに勤務していたSさんは、経営企画課長として8人の部下をまとめ上げた実績がありました。ところが中堅機械メーカーの同じポジションに転職後、歯車が狂い始めます。

同じ経営企画長というポジションで仕事内容は同じだろうと考えていたそうです。ところが、いざ転職してみると環境がガラリと変わってしまいました。

大企業時代は基本的な仕事を全て部下に任せ、自分は指示を与えて部下を動かすだけでよかったのですが、転職先では新人がやるような基礎データ収集からコピー取り、中堅クラスの部下に任せていた資料作成、事前ヒアリングまですべてやらないといけませんでした。

また自分の強みであった「マクロ経済分析」の経験が全く役に立たないことも判明し、結局退職に至りました。

大企業と中小企業では、職場環境、人員構成等が大きく異なり裁量も増えます。前職の何倍も忙しくなることを覚悟しなければなりません。

後悔することがないように、入社前に詳細な仕事内容を確認しておきましょう。

職場環境のギャップ

大企業では、採用基準が一定であるため、入社してから常に同じタイプのメンバーと一緒に働くことになります。

一方、中小企業では社長が取引先などを口説き、異業種・異職種の人材を中途採用で集めてくることも多くあります。

そのため、タイプの違う異質なメンバーと共に働いたり、経営者が強烈な個性を発揮するトップダウン型の環境だったりということも少なくありません

大企業の人間関係が染み付いてしまった方だと、環境の変化についていけず、大きなストレスになるでしょう。

「年収」「ポジション」「勤務時間」「仕事内容」だけでなく、こういった表面には出てこない部分も入社前に確認しておく必要があります。

社員や経営者と直接会ったり、ネットを駆使することで、会社の真の実態を知っておくことが大切です。

管理職は要注意!戦略の違い

どの企業でもビジネスをどう進めていくかという「戦略」を持っているわけですが、その戦略においても大企業と中小企業では大きく異なります。

大手通信メーカーから同業の中堅企業に営業本部長として転職したTさんは、転職直後に社長を口説き20人を採用して営業組織の拡大をを図りました。ところが、その後短期間のうちに事態が急変、部下をリストラし自分も退職に追い込まれてしまったのです。

「あれは大企業時代のパワーゲームのロジックを持ち出した私の失敗です。」

Tさんは率直に自分の非を認めています。

大企業では大きな予算や大人数の要因を動かす戦略を取りますが、中小企業では小国のゲリラ部隊のように少人数で特定領域に集中突破する戦略です。

大企業時代にやっていたことをそのまま適用すれば、大損害をもたらしてしまう可能性があることを頭に入れておきましょう。

想定をはるかに超える年収ダウン

大企業から中小企業への転職は年収が大幅ダウンになることを知っておくべきです。

例えば、年収1500万円もらっていた人であれば、3割ダウン(1050万円)では済まず、50%カット、下手したら1/3程度になってしまうことも覚悟しなければなりません

中小企業では取締役さえ年収800万円だったりするので、大企業時代のような高収入は期待できないのです。

何も知らずに転職してしまうと、取り返しのつかないことになります。

もし待遇にこだわるのであれば、今の会社に留まるのが無難です。

冷静さを失い傷口を広げる可能性も?!

これまで述べたように、大企業と中小企業では非常に大きなギャップがあるのが現状です。

しかし、転職してから「こんなはずじゃなかった」とパニックに陥れば、さらに大きなミスを招きます。

転職後に想定外のことに直面した場合、まずは冷静になって今置かれた状況を客観的に見つめ、前向き思考で取り組んでみることが大切です。

後悔しないために転職活動でやるべきこと

転職後に後悔しないために、転職活動の際に必ずチェックしておきたいことをまとめました。

出勤⇒退勤までの全業務

大企業と中小企業では、同じポジションでも仕事内容・仕事量ともに大きく異なります。

そこで、入社前に出勤から退勤までのタイムスケジュールを必ず確認しておきましょう

全ての仕事内容が頭に入っている状態であれば、大きな混乱もなくスムーズに業務を進めていけるはずです。

会社の経営方針

会社の経営方針は企業ごとに大きく異なりますので、どのようなビジネスモデルなのか?どんな目標を立てているのか?を具体的に確認しておきましょう。

特に部下を率いて仕事を進めていく場合、一緒に働く人はどんなタイプの人間か?どんな経験があるのか?何人で進めていく仕事なのか?といった情報を入手しておくべきです。

年収・福利厚生などの労働条件

大企業から中小企業への転職は、年収や待遇が大きく悪化する可能性があります。

転職先の労働条件をよく確認し、挑戦するだけの価値がある、または今の会社に居ても明日はないと判断できたら転職をしてもいいでしょう。

社員の評判

中小企業は社長がワンマンだったり、いわゆるブラック企業と言われるようないじめやパワハラなどの類が横行しやすい傾向にあります。

対策として、入社前に社員と会って本当の職場環境を教えてもらうことが大切です。

社員と会うのが難しい場合は、キャリコネなどのネット評判サイトを活用しましょう。

思ってもみない職場の実態を把握することで、ブラック企業に入社してしまうという最悪の事態を防げます。

まとめ

大企業に長年慣れしたんだ方が中小企業へ転職すると、想定外の事態に直面する傾向にあります。

そうならないためにも、事前に仕事内容や年収といった基本情報は当然として、人間関係や仕事の進め方など裏側の部分も知っておくことが大切です。

できれば、入社前に社員や経営者とお話しできる場を設けてもらうことをおすすめします。

例えば、リクルートエージェントを始めとした転職エージェントを利用することで、キャリアアドバイザーが企業との仲介役を担ってくれて実現する場合もあります。

詳しい情報を入手し、メリット・デメリットを勘案しながら転職するか否かを慎重に判断しましょう。



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